頑張りすぎないで!!
あなたは本当に少し疲れているだけですか?

私が昔、仕事が原因で抑うつ状態と診断された、その体験談を記事にしました。
最もお伝えしたいのは、
「誰しもうつ状態になる可能性を秘めています!」
ってことです。
(私も、「まさかたかおが・・・」と言われました。)
「現在は元気でまだまだ頑張れる!」「私は、メンタル的に強いから大丈夫!」という人でも、どういう経過で、うつ状態になってしまうのかを知っておけば予防ができます。
ぜひ参考にしてください!
うつ状態で苦しむ人が一人でも少なくなることを願って…
※内容が長くなりますので、シリーズで記事にしたいと思っています。
今回は、うつ状態で会社を休む前までのお話とします。
↓半沢直樹で有名な堺雅人さんが主演で、うつについて知ることができる映画もあります!私も実際に観ましたが、共感することが多かったです。
この記事はこんな人の役に立ちます

- うつ状態について知りたい人
- 大切な人がうつ状態かもしれないと悩んでいる人
- うつ状態にならないための予防をしたい人
- うつ状態になる経過を知りたい人
この記事で得られること

- うつ状態(メンタルダウン)になってしまう状況や流れ
- 精神的に疲れていると思ったら気を付けるべき点
- うつ状態にならないための対策
- うつ状態になっている人が思っていること
うつ状態になるまでの状況

当時の私の状況を振り返ります。
<当時の私の状況>
- 入社6年目(下っ端から2番目の職級)の31歳
- 職場は、工場関係の総務を担当する部署でした。(私は事務職です。)
その職場での総務の仕事は本当に幅が広くて、給料関係・調達関係・経理関係・安全衛生関係と様々な仕事を少ない人数でこなしていました。
そして、
新しい年度が始まった4月に、担当の仕事が変わりました。
その仕事とは、その職場では一番やりたくないと思っていた安全衛生関係の仕事でした。
さらに、給料関係の仕事も任されることとなりました。いずれもリーダーとして・・・
簡単にまとめると4月からの仕事の変化は、
- 担当の仕事が変わる
- 業務量が2倍
- リーダーに任命される
- 後輩二人のマネジメントを任される
という状態になり、年度末に引継ぎをバタバタとし終えたところで、今まで以上の負荷がかかることとなったのです。
「この条件で、仕事を回すことができるのか?」

とても不安でした。
毎日毎日、日付が変わる時間まで残業が続きました。
「精神的に疲れているのかも?」と思った時の状況

仕事が忙しくて「少し疲れているだけだ…」という日々が続きました。
<自分で感じていたこと>
- 寝れない(明け方に何とか寝れる)
- 朝起きれない(起き上がれない)
- 仕事の夢ばかり見る(失敗、怒られている夢ばかり)
- 常にお腹が痛い
- 食欲がない
- 吐きそう
- 胸が苦しい
- 気が重い
<自分では気づいていなかったことで妻から指摘されたこと>
- ため息がとまらない(常に深いため息をついていました)
- 常に下を向いている
- 声が出ていない(声が小さい)
- 顔色が悪い
そして、休みの日にはとにかく遠出したくなっていました。毎週末を遠出して過ごしていました。今思えば、物理的にも逃避したかったんだと思います。
でも、家に帰ってくるととてもどんよりとした気持ちになっていました。
無性に遠出したくなる時は、サインかもしれませんね。要注意です。
精神的な疲れへの対策として実施したこと

前述のとおり、精神的に疲れていることが少しずつ分かってきた私はこのままじゃいけないと思っていました。
産業医に相談
ちょうど職場で安全衛生関係の仕事を担当していので、産業医と会う機会が多かったので相談しました。
産業医の結論は、「どう考えても、精神的に疲れている。休むべきだ。」
この時の私は、この言葉を聞いて少し気が楽になりました。
「やっぱり精神的に疲れているんだ」と。
友人(同期)に相談
仲の良い同期にも話を聞いてもらいました。
「どう考えても負荷がかかりすぎている!おかしい!無理するなよ。」と言ってもらえました。
この時もやっぱり、気が少し楽になりました。
家族(妻)に相談
家では仕事の話をしたくないので、積極的な相談はしていなかったと思います。
愚痴はこぼしていたかもしれませんが…
妻は、話を聞いていてくれました。
それよりも、今まで見たことがないくらいに疲れている様子を自然とさらけ出していました。自然体で居れる家族との時間は、私にとっては何よりの癒しの場所でした。
しかし、仕事は減ることはないし、相談して気が楽になっていても、だんだんとその負荷に耐えれなくなっていきました。
引き金

そして、
私が事務局を担当するとある会議で、それは起こりました。
そのプロジェクトの主担者(年上の社員)に会議の中で、すべてのミスは事務局(私)の責任であると指摘されました。
今まで、下支え手として頑張ってきたことが崩れた瞬間でした。人間関係も、仕事も…
心が壊れる音がしました。
それは、ガラスが割れる音のようで、とても大きな音でした。
本当です。その時に聞こえた音は、今でもはっきりと覚えています。
そして、私は一歩も動けなくなってしまったのです。
動きたくても動けない…自分が壊れてしまったのがわかりました。
そして
会議後2日の休暇をもらいました。
木金と休みをもらって、週明けの月曜日に打ち明けました。
「辛すぎます・・」
涙が止まらなくなって、完全に精神崩壊しました。
続く
実際にうつ状態の時に観た映画です。
うつ状態についてどんな感じか、家族はどんな風に接することが良いのかなどがわかります。