
良好な人間関係を築こう!
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この記事は、こんな方におすすめです
- 人間関係で悩んでいる
- 上手く交渉ができない
- リーダー(職場の管理職)なんて自分にはできない
この記事で伝えたいこと
①磨いた人格で良い人間関係を築こう
②公的成功を達成するための3つの習慣(7つの習慣より)
結論
自分のことばかり考えていては、良い関係は築けない。しかし、一方で自分の気持ちを我慢していては、良い関係は築けない。
相手に対しては誠実な姿勢で、自分に対しては「自分の原則」を守ることで良い関係が構築できる。
①磨いた人格で良い人間関係を築こう
やっぱり、人格を磨こう!
小手先の知識を身に着けて成功したとしても、それはすぐに終わってしまいます。
本当に成功したければ、「人格」を高める必要があります!
良い人間関係を構築するためにも、まずは自分を高める必要があります。
人から信頼されるための6つのポイント
人から信頼されるようになりましょう。そのための6つのポイントです。
- 相手の価値観を本当に理解しようとする
- 小さな思いやりや礼儀を大切にする
- 約束を守る
- お互いの期待することを共有する
- 誠実さを言動で示す
- あやまちは心から誤る
②公的成功を達成するための3つの習慣(7つの習慣より)
成功にも順序があります。
- 私的成功…他者からの依存から脱却し、真の自立を手にした状態
→第1~3の習慣で得られる - 公的成功…私的成功を収めた者同士が、高度な依存関係を築いた状態
→第4~6の習慣で得られる - その成功をどんどん大きくしている状態(何回も成功を収めている状態)
→第7の習慣で得られる
第4の習慣 Win-Winを考える
人間関係において、勝者と敗者が必ず存在すると思っていませんか?それは間違いです。
「勝ち負けだけではなく、すべての人が満足する(勝つ)結果を招くことは可能である」と意識しましょう。
まずは自らが人格者となったうえで、他人と信頼関係を構築しましょう。
そうすることで、双方にプラスとなる「Win-Win」の関係が築けます。
Win-Winが成立するために必要な意識
- 誠実に相手に自分の気持ちを伝える「勇気」(自分のWinのため)
- 相手のプラスを考える「思いやり」(相手のWinのため)
ただし、必ずしもWin-Winを目指す必要はないです。
場合によっては、意見や方向性が異なることもあります。
その時は、「No Deal(取引しない)」で終わってもいいんです。次の機会に協力し合えるかもしれませんから。その時は、協力し合えなかったとしても、関係を継続すれば、いずれ協力できる関係になるかもしません。
その分野で協力できくても他の分野では、協力できるかもしれませんね。
ケンカ別れのような形で終わることが、一番もったいないですね。
Win-Winに至るプロセス
- 相手を理解する(無茶苦茶大事です!!)
- 課題を明確にする
- 結果(ゴール)を明確にする
- 結果を達成するための選択肢を検討する
私たちはえてして、強いか弱いか、厳しいか甘いか、勝つか負けるか、物事を「二者択一」で考えがちだ。
スティーブン・R・コヴィー
第4の習慣
- 双方にメリットのある道が本当の正解
- 取引しないで、次回の機会を待つという方法もある
- 良い人格がWin-Winを達成しやすくする
第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
相手を理解しない人は、理解してもらえません!
理解に徹してこそ自分のことを理解してもらえるのです。
「自分のことを理解してもろう!」とせずに、まずは「相手を理解しよう!」という考えが大事です。
そこで、重要になるのが会話です。
会話中に気を付けたいことは、「話す」より「聞く」ことです。
自分の話を聞いて欲しいのならば、人の話を「深く聞く」ことに徹しましょう。
人は、「話すこと」に快楽を感じる生き物で、その快楽を優先してしまいがちです。
意識して相手の話を聞くことを心がけましょう!
では、具体的に信頼を得られる会話にするための4つのポイントを紹介します。
信頼を得られる会話にするための4つのポイント
- 話のキーワードを繰り返す。
→相手の話に集中する - 話の内容を自分の言葉に置き換える。
→考えながら聞く - 「それは楽しいね・辛いね」などの相手の感情を自分の言葉で相づちをうつ
→相手の感情にフォーカスする - 自分の言葉で、感情を反映させる。
→相手が共感して欲しいことに気づく
逆にやっていけない聞き方があります。
「自分の場合」に当てはめて聞くことはやめましょう!
→相手のこと理解しようとする気持ちから傾聴は始まるからです。
聴き方のトレーニングを受けたことのある人は、そう多くはいないはずだ。たとえ訓練を受けたことがあっても、ほとんどは個性主義のテクニックであり、それらのテクニックは相手を本当に理解するために不可欠な人格と人間関係を土台としているものではない。
スティーブン・R・コヴィー
第5の習慣
- 相手を理解することに徹する
- 会話においては、相手の話を聞くことから信頼関係は生まれる。
- 自分の価値観を持ったまま会話をしては、相手のことを理解できない
第6の習慣 シナジーを創り出す
考え方や生き方が違う人とは出来れば関わりたくない、またはそういう人と関わっても自分は成長できないと考えていませんか?それは間違いです。
シナジー
個別のものを合わせて、個々の和より大きな成果を得ること。
コミュニケーションの深さによって、発生するかどうかが決まる。
※コヴィー氏曰く、「人生において最も崇高な活動」である。
共通点ばかりに注目せずに、相手との「違い」に注目し尊重しましょう。
違いがあるからこそ、そこから学ぶことができます。
違いを嫌わず、むしろ歓迎しシナジーを生み出せば新たな発見に巡り合うことが出来るでしょう。
違いを尊重することがシナジーの本質である。
人間は、一人ひとり、知的、感情的、心理的にも違っている。
スティーブン・R・コヴィー
第6の習慣
- 相手との違いを尊重する
- シナジーを高めるためには信頼度の高い関係性が必要である
- 自分の原則は守りながら、関係性を構築しよう
感想
人間は、一人では生きていけないと思っています。また、一人で成功を目指すことは、さまざまな点(時間、能力など)で難しいとも思っています。
必ず他人と関りを持たなければなりませんが、その関係性を良いものにすることが人生をより豊かなものにするのだと考えます。そのためには、どうすべきかを教えてくれたのがこの本です。個人としても、他人に対しても「誠実」でいることが一番大事だと私はこの本を読んで思いました。
教材情報
原作です↓
書籍タイトル
まんがでわかる7つの習慣
※原作は、全世界で3,000万部売れている。
監修
フランクリン・コヴィー・ジャパン
※原作の著者は、スティーブン・R・コヴィー
出版社
株式会社宝島社(2013/10/25)